あまの読書

読書とランニングが好きな大学生です。本を読んで紹介します。ビジネス書から小説まで何でも読みます。

100歳が普通!?無形資産という考え方

現在、私は就職活動中です。将来の仕事を決める方針を決める上で必要な知識を身に付けるための本を読んでいます。

今回はこちらの本で学んだ無形資産という考え方を紹介します。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

『LIFE SHIFT』です。

近年、長寿化が着々と進んでいます。2007年に生まれた子供はなんと半分以上が107歳以上まで生きると言われています。『LIFE SHIFT』では、100年以上生きることが当たり前になるこれからの時代を「100年時代」と呼んでいます。

100歳以上生きるとなると、様々なことが変わっていきます。そこで、無形資産というものが重要になってきます。

 

無形資産とは

無形資産とはお金で管理できない資産のことです。例を出すと、知識やスキル、友人関係のことを指します。お金は生きていく上で必要ですが、これらの無形資産も当然必要です。そして、無形資産の重要性は100年時代において、さらに重要になっていきます。

 

なぜ無形資産が重要になるのか

仕事をする期間が長くなるのが大きな原因です。

無形資産はメンテナンスをしていかなければ、失われていきます。変化が激しい現代において、知識やスキルは新しく学んでいかないと、どんどん古くなっていきます。友人関係も連絡を取ったり、実際に会ったりすることが無くなれば、自然と失われていくでしょう。

今までの一般的なライフスタイルでは、教育→仕事→引退という3ステージの流れが一般的です。多くの人は、教育のステージ(学校に通う期間)で無形資産を貯めます。しかし、仕事のステージに入ると、有形資産(お金)を貯めることで精一杯になり、次第に無形資産は失われていきます。

今までのように60歳くらいまでしか働かなかった時代であれば、これでも無形資産は生きていく上で十分な量を保持することが出来ました。しかし、100年時代では仕事のステージが80歳くらいまで続くことも考えられます。教育のステージだけで貯めた無形資産でけではもたなくなります。仕事のステージの途中でも無形資産を補充することが重要になっていきます。

 

何をすればいいのか

今までの仕事のステージの途中で、無形資産を補充するステージを作る必要があります。

『LIFE SHIFT』に載っていた例では、仕事のステージの途中で一旦仕事を辞めて、勉強する期間を作っていました。しかし、これをすると、収入が無くなってしまい、有形資産が無くなってしまいます。そこで、夫婦共働が必要になります。二つの収入がある状態にすることで、片方の収入が途絶えてもやり繰りできる状態にするのです。こうすることで、妻が専業主婦となり、夫だけが働くというのが当たり前になっていた現代よりも、無形資産が補充できるようになります。

 

感想

100年時代においても、その前においても無形資産は重要だと思います。私は、大学生である今の期間を無形資産を貯める期間だと考えず、人生の夏休みだと考えてました(笑)。この本で無形資産という考え方を学び、それの重要性を思い知りました。今までの自分の行動が悔やまれます。まだ教育のステージは少し残っているので、積極的に友情関係の構築と勉強に励もうと思います。

『LIFE SHIFT』では、100年時代におけるお金の使い方や貯め方、人間関係の作り方も紹介してあるので、是非読んでみてください。

 

 

失はれる物語 マリアの指

今月は毎日投稿を目指していましたが、1日空いてしまいました。余裕のある日に2記事書くとか工夫が必要そうですね😥

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『マリアの指』の感想を書きます。

 

超簡単にあらすじ

主人公は幼いときに母親に裏切られ人間不信になっている高校生の鈴木恭介です。ある日、主人公の姉の友達であった鳴海マリアが電車にひかれなくなりました。遺書も残って有り、自殺ということになります。

その3日後に、マリアが可愛がっていた野良猫が恭介の下に訪れ、誰にも見つかっていなかったマリアの指を持ってきます。人間不信で疑り深い恭介は、その指をホルマリンで保管し、さらにはマリアの死が他殺であることを疑います。

 

感想

マリアは周りから不思議な力を持っていると思われていました。実験でも彼女の寒天にだけカビが生えなかったり、男たちを魅了してチェスのコマのように扱ったりしていました。さらには、マリアの指を保管していた主人公の体調が悪くなったりもしました。

ここらへんを読んだ時点では、私は物凄くファンタジーな展開が来ると予想していました。ところが、とても現実的な推理で真相を見つけることになったのには驚きました。

最後の方で事件の真相を恭介が推理する長文が印象的でした。疑り深いという主人公のキャラクターを活かして、自分の考えに対して、ああでもないこうでもないと試行錯誤するシーンは独創的です。他の推理小説にはないシーンだったと思います。

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

失はれる物語 ボクの賢いパンツくん

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『ボクの賢いパンツくん』の感想を書きます。

 

超簡単にあらすじ

主な登場人物は主人公の「ボク」と「ボク」が履いている白いブリーフのパンツくんです。なんとパンツくんはしゃべります。友達の少ない「ボク」と友達になってくれるし、物知りで様々なことを「ボク」に教えてくれます。

ある日、「ボク」の母親にパンツくんを捨てられてしまいます。彼女にとってはパンツくんはただの弱った白いブリーフなのです。突然のパンツくんとの別れになってしまいましたが、「ボク」はパンツくんとの経験を糧に成長します。

 

感想

なんと「ボクの賢いパンツくん」は4ページしかありません。今まで読んだ小説で一番短いかもしれません。しかし、短いながらも驚きと教訓がある話しでした。

「やあ!さっきは危なかったね!」

白いブリーフパンツがしゃべった!

「きみは?」

「ボクはパンツくんだ!ヨロシク!」

それがボクたちの出会いだった。 

 物語のパンツくんの登場シーンです。衝撃の始まり方でした。ちょっと笑えます。

パンツくんは最後にボクにメッセージを残します。「パンツは成長しないけど、人は成長する。」という内容です。ドラえもんのび太の別れを連想しました。人が成長する上で離れていかなければいけないものがあると言うメッセージ性を感じました。

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

失はれる物語 しあわせは子猫のかたち

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『しあわせは子猫のかたち』の感想を書きます。

 

超簡単にあらすじ

主人公は内向的な性格の「ぼく」です。「ぼく」は人とのコミュニケーションが苦手で、とにかく自分を知っている人が誰もいない場所で孤独に生活をすることを望んでいました。そのため、大学生の「ぼく」は一人暮らしをすることに決めました。

やっと孤独になれると「ぼく」は思っていました。しかし、カーテンを閉めて部屋を暗くしようとしても、いつの間にか空くし、家には子猫がいました。その家には幽霊がいたのです。幽霊の正体は前にその家に住んでいた雪村サキです。雪村ツキは強盗殺人に遭い、家で死にました。

望んでいた孤独にはなれなかった「ぼく」ですが、少しずつその状況を受け入れていきます。そんな日々の内に「ぼく」はある事件の真相に気づきます。

 

感想

ちょっと寂しいですが、全体的におだやかな内容でした。題名の『しあわせは子猫のかたち』の「しあわせ」と「かたち」をわざわざひらがなにしているのも、内容の柔らかさを表しているように思いました。

最後の方で村井に対して、自分の推理を語る「ぼく」には少し驚きました。もちろん推理の内容も驚きなのですが、私は特に「ぼくが頭がいいキャラクターだった」ということに驚きました。いくらフィクションと言えども、あのような推理をする人は大抵頭のいいキャラクターな気がします。

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

失はれる物語 手を握る泥棒の物語

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『手を握る泥棒の物語』の感想を書きます。

 

超簡単にあらすじ

主人公の「俺」は時計のデザインの仕事をしています。自分のデザインした時計を売り出すには資金が必要でした。そこで、「俺」は自身の叔母の宿泊先かお金を泥棒しようとします。

部屋に誰もいないと思って、外から壁に穴を空け、手を突っ込んで叔母のバッグを抜き出そうとします。しかし、「俺」がつかんだのは生きた人の手でした。

様々な駆け引きの後に「俺」は何とか手を振り払い、逃げることに成功します。さらに、警察に通報されて捕まることを観念していた「俺」ですが、結局警察来ませんでした。さらにさらに自分が穴を空けたのは叔母の部屋でないことも判明します。誰の手を握っていたのしょうか。

 

感想

「タイトルのまんまじゃん!」っていう印象でした。そこにもコミカルさを出す要因があるように感じました。

全体的にコミカルな内容だったと思います。しかし、その中でも感動的な要素がありました。「俺」が自分の夢を馬鹿にした嫌いな父親に対し、最終的には夢を与えてくれた父親として感謝しています。

こういうことって良くありますよね。怒られまくって嫌いだった部活動の監督に対して、試合で上手くいったときに感謝するみたいなやつです。自分自身の心に余裕を持てている状態になると、感謝出来るようになる気がします。

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

失はれる物語 傷

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『傷』の感想を書きます。

 

超簡単にあらすじ

主な登場人物は主人公の「オレ」と小学校の同じクラスの「アサト」です。「アサト」には不思議な力があり、人に触れることで、その人の傷を自分に移動させたり、自分の傷をその人に移動させることが出来ます。

「オレ」と「アサト」は、それぞれ両親に問題があり、両親ではない人に育てられました。そして、二人とも一般の家庭のように大切に育てられませんでした。そのため、「アサト」は自分は世の中に必要のない「いらない子」だと思って生きてきました。

自分の力に気づいた「アサト」は他人の傷を出来るだけ自分に取り込んで死のうとします。「オレ」は「アサト」を助けるために二人で傷を半分に分けるように「アサト」を説得しました。結果、二人は生き延びることが出来ました。

2人は自分たちの人生がこれからきっと良くなると信じ、生きていきます。

 

感想

今回はハッピーエンドでしたね。ハッピーエンドでしたが、最後まで「アサト」の心も体も傷だらけという痛々しさを感じました。

シホがいなくなったときは驚きました。シホはアイスクリーム屋のアルバイトの子で、アサトと仲良くしていたのですが、顔の火傷を取ってもらってから二人の前に現れなくなってしまいます。「まさか悪者だったとは」って感じです。しかし、「アサト」はシホのことを憎んでいないようでした。顔に火傷痕を付けられても尚優しさを見せるところが余計に「アサト」の痛々しさを増して見せていたように思います。

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

qoobee.hatenadiary.com

 

 

失はれる物語 失はれる物語

乙一さんの短編集です。私は物語の最後にある余韻が好きです。それを短時間に複数回楽しめるのが短編の良いところだと思っています。

今回は『失はれる物語』の中の短編の一つである『失はれる物語』の感想を書きます。表題作です。

 

超簡単にあらすじ

主な登場人物は主人公の「自分」とその「妻」です。「妻」は小さい頃からピアノを習っており、ピアノを良く弾いていました。

ある日、「自分」は交通事故に遭い、植物状態になります。聴覚、視覚、嗅覚はなくなり、右腕の肘より下の部分の触覚しかなくなりました。また、動かせるのは右手の人差し指のみです。

「自分」が植物状態になってしまってからも、「自分」と「妻」は唯一動かせる人差し指を駆使してコミュニケーションを続けます。

「自分」を楽しませるために、「妻」には「自分」の右腕でピアノを弾く習慣が出来ました。そして、「自分」はその習慣を通して「妻」の心情を読み取り、彼女が苦しんでいることを察します。

「自分」は「妻」を楽にするために、指を動かすのを辞めて死んだふりをします。次第に「妻」が「自分」のところに訪れる頻度は減り、ついに来なくなってしまいました。

 

感想

ハッピーエンドを好む私にとっては「えっ、これで終わり?」っていう終わり方でした。ひたすら悲しかったです。とは言っても、「自分」を幸せにする方法を考えてみたんですけど、思いつきませんでした。難しいです😥

実際に植物状態になってしまった人が「自分」のように色々考えることが出来る状態なのかは分かりません。しかし、「もしかしたら考えることが出来る状態なのかもしれない」って思うと、植物状態に対する考え方も変わりますね。ドナーカードを持つ人って勇気のある人だなって思いました。

 

 

 

qoobee.hatenadiary.com